私の部屋の両側は、40センチぐらい高くなっているので、そこにテレビや小さな本棚を置いています。
そこに妹が寝ていました。

ぎりぎり身体が横たわる程度の幅だし、木製なので体が痛いでしょう。

「下の布団で寝たら?」と勧めたけど、妹は「ここがいい」と顔を横に振りました。

妹は歩くことが出来ません。

自分一人では何もできないので、心細そうに私の顔を見ます。
その姿は、哀れというよりは、愛おしい。
私は彼女の世話をずっとしてやりたい。

畳の上で寝かせようと工夫していると、目覚まし時計が鳴った。
目覚めた瞬間も、妹の姿が残っていて、今もはっきり思い出すことができます。

「困っている妹の力になってやればよかった」
もう、叶わない時期になると、人は昔を思い出して、後悔するのでしょうか。

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